レゴ&バイオニクルのオリジナルストーリーを書いていきます。


by butanosyashinnx
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第8話 大仕事

オレが襲賊になってから三年が経った。
最初の頃はヴェルーチから色々な事を学び、襲賊としての仕事はやらなかったが、二年目頃からはヴェルーチのもとを離れ襲賊として小さな仕事をやって、仲間を集め、少しずつ襲賊としての地位を高めていった。

とある小さな町、早朝の静まりかえった道で・・・。

「ったく、なんでお前達まで付いて来るんだ。」

「大丈夫だよ。僕たちゼッタイ邪魔はしない。」

「良いかい、これからオレは大切な人に会いに行くんだよ。君たちの行くところじゃない。」

君たちと言うのはゲルタとグルテの事だ。
このマトラン達はやっかいなオレの友達で、ベクトルシティに行く前日に見つかってしまい、オレ達について来たのだ。

オレはある家の前に着いた。
「良いかい、君たちは、ここで、じっとして、ジャマをしないで、どこにも行かないで、目立たないように、していろ。」

「分かった!ここでじっとしてジャマをしないでどこにも行かないで目立たないようにしてれば良いんでしょ?」

「そうだ。そうしてれば良いんだ。」

それだけ言うと、オレは家の戸を叩いて言った。

「オレだ。ヴォクシムだ。」

「おお、ヴォクシムか!久しぶりだな。」

戸の向こうから懐かしいヴェルーチの声がした。

数分後、家の中の椅子にオレとヴェルーチがかけていた。
「久しぶりだなヴォクシム。何年ぶりだろう。もうあれから五年は経ったかな・・・。」

「いや、まだ三年ですよ、先生。ところで今日は何のようでオレを呼んだんですか?」

「そうだな。さっき、言ったとおり、君が襲賊を初めてからもう三年が経つ。だからそろそろ大きな仕事をやってみても良いと思うんだ。」

「大きな仕事?」

「そうだ。大仕事だ。最近、襲賊狩りを強化した国の政策のいっかんでラ・バルス村の外れに軍がキャンプを張る事になったんだ。だからな、それを襲うんだよ。」

「軍を襲うだって!?たしかに軍を襲ったら大仕事になるけどそんなこと不可能ですよ。」

「だと思うだろ。でも不可能でも無さそうなんだよ。」

「と、言うと・・・。」

「キャンプの中に爆弾庫があるんだよ。だからな、私の襲賊が奴らの気を引いている間に奴らのキャンプ地の近くにある洞穴に隠れていた君達がその爆弾庫に進入して起爆装置を作動させる。」

「すると、奴らはドカーンとなるって事ですね!」

「そのとおりだ。失敗しなければ上手く行くだろう。決行は明日だがやってみるか?」

「もちろんです!その話、乗りました!」

第八話でした。
ヴェルーチは簡単そうに言っていますが絶対簡単じゃないだろって感じです。(何
ではでは~。
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# by butanosyashinnx | 2006-04-09 19:01 | ダークレジスタンスⅠ

用語解説4だと思う。

用語解説4です。

「B」
国家が極秘に開発してたと言う噂のあるサイボーグトーアシステムの事。
トーアの体の所々を改造し、強化するシステム。
権力を保ちたいトーアが行うらしい。

Bマスク
マスクを改造したり組み合わせたりして作った新しい能力の出る新種のマスクの事。
「B」システムにちなんでこの名前を付けられた。

これだけです・・・。(汗
少ないし写真が・・・。
まぁ、いいや。(何
ではでは~。
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# by butanosyashinnx | 2006-04-08 19:55 | 用語解説

第7話 闇の計画

襲賊撲滅部の部長、ガリーダはグーム宮殿の窓から美しい湖を望める部屋にて、この国家の偉大なるリーダー、ツラガビュールと対談していた。
タトの湖には水を求めてやってくる水鳥のラヒが他の水鳥とたわむれている。

「このままの勢いで襲賊が増え続けると、いつかこの国が奴らにやられてしまう。それなのにガリーダ君、君は奴らを止めることが出来ない。このままでは君の力不足だと言うことになり、私も君をこの任から外さないといけなくなる。」

「はい、その事は百も承知の上です。しかし、私がどんな手を打って次々と襲賊を捕まえていっても、その分、新たな襲賊がどんどん生まれてくるので・・・。とても、残念な事なのですが・・・。」

「もう良い。私は後、一週間で君の任期を終わらせることにした。それまでに大きな成果でも上げられない限り・・・君の首は飛ぶだろう・・・。」

「分かりました、閣下。でも今回はある秘策を考えてきたので後、もう一ヶ月待っては頂けないでしょうか・・・?」

「・・・分かった。その秘策次第で君の首がどうなるかを決めよう。」

「ありがとうございます。閣下。」

「で、その秘策とは何だ?」

「ええ、まず、私が考えるに今ある大きな襲賊はもはや私どもの手に終えられないので衰退期が来るのを待ちます。しかし、問題はこれから出てくる大きな襲賊です。そこで、その襲賊を芽の頃から引っこ抜くために私は大きくなる確立の高い襲賊を探し出しました。」

「ふむふむ」

「そしてその襲賊を我が国家の軍隊を使って・・・」

「ちょっと待ちたまえ。もっと具体的に話すようにしてくれ。」

「と、言いますと・・・」

「例えばその大きくなる襲賊の名前だとかをだな。」

「ああ、分かりました。その襲賊はおよそ五つほどあり、ポートルミン、ケフティブ、南部の星軍、サイファーグス、そしてダークレジスタンスの五つです。」

「なるほど・・・では、続けてくれ。」

「ええ、で、その五つを攻撃し・・・」

「攻撃だと?普通にそんなことをしても返り討ちされるか逃げられるのがおちではないか!」

「まあまあ、閣下、落ち着いて下さい。そこで私の考えた秘策が登場するんです・・・。」

「何?秘策とな?」

「そうです。奴らを罠にかけるのです・・・。」

「罠か・・・。罠の内容は君に任せよう。で、成功する自信はあるんだろうな・・・。」

「ええ、もちろんです。今回の罠は完璧です・・・。」

「そうか・・・ならば君を信じて任期をもう一ヶ月だけ延ばそう・・・。」

ガリーダはほっとした顔で窓の外を見た。
水鳥のたわむれる湖に光が反射してダイヤモンドの様に輝いていた・・・。

第七話です。
時と場面が一気に変わってしまったのでちょっと分かりずらかったかも・・・。(汗
でも多分、今後につながる大切な会話だと思います。(何
ではでは~。
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# by butanosyashinnx | 2006-04-04 10:43 | ダークレジスタンスⅠ
「そのかわり条件がある。」

「条件?」

「私は明日にはここを出てカブ・ヌイの首都、ベクトルシティに帰る。だからお前らもベクトルシティに行かなきゃならない。それが出来ないとお前らは大きな襲賊になれない。」

「もちろん行くさ!な、ベトラ!」

「・・・・・・・」

「どうしたんだ?・・・ベトラ。」

「ねえ、ヴェルーチさん、僕たち、ベクトルシティに行ったら、またここに戻ってこれるの?」

「さあな、戻ってこられるかどうかは私にも分からん。でも少なくとも2~3年は帰って来れないと思っといた方がいいだろう・・・。」

「・・・・・・・・」

「まぁ、襲賊になりたいのなら明日の朝までにまた、ここに来い。」

その日の夜、ベトラの家で・・・。

「なぁ、ベトラ。オレと一緒に来てくれるよね・・・。」

「もちろんだよ!でも・・・。」

「分かるよその気持ち。親と離れるのが辛いんだろ?」

「うん・・・。」

「ご飯よー。」

一階から彼の母の声がした。
「ゴメン、今日はちょっと調子が悪いからいいよ・・・。」

ベトラの返事もどことなく元気が無かった。
「ヴォクシム、ちょっと行って来る・・・。」

そう言ってベトラは母のいる部屋に行った。
「ねぇ、お母さん。ちょっと話があるんだけど・・・。」

「何?」

「そのぉ・・・ちょっと・・・・。いや、やっぱり何でもない。」

「そう。今日はちょっとおかしいわね。なにかあったの?」

「いや、何でもないって。」

そう言うとベトラは走っていった。

次の日の深夜二時。
「おい、起きろよヴォクシム。」

ベトラがオレを揺さぶる。
「うんにゃ、まだ二時じゃないか。どうしたんだベトラ?」

「今から家を出るんだよ。みんなに見つからないように。」

「そうか・・・。分かった。じゃあオレも荷ずくりするよ。」

それから数分後、ベトラの家の前の通り。
まだ、真っ暗な空には星が点々と輝いて、まるで希望と不安の入り交じるオレ達の心のようだった。
「ベトラ、本当にこれで良いのか?君が突然居なくなると君の両親も・・・。」

「これで良いんだよ、ヴォクシム。僕達は行くんだよ。後ろじゃない、前を向いて!」

オレ達は歩き出した。
小さくも力強い足取りで・・・。
もう、振り返らない。絶対に・・・。


後編でした。
ヴォクシムとベトラの会話がまた多いです。
二人は旅立ちましたが、次の話はここからかなり飛んじゃうかも。(何
ではでは~。
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# by butanosyashinnx | 2006-04-03 10:33
「ヴェルーチ!?」

オレ達は同時にさけんだ。

倒れたヴァキの向こうにはオレ達のなかでもとびきり人気の襲賊”プロトデルミス”のリーダーヴェルーチとその部下がいたからだ。
「私について来い。そこのトーア君。」

ヴェルーチの低いリーダーの風格がある声が響く。
「何故、こんなところにヴェルーチが・・・。」

「いいから早くしろ!ここじゃ危険だ。安全な所に行ったら色々話してやる。」

「危ないヴェルーチ!」

その時、後ろから隠れていたヴァキが飛びかかってきた。
バーン
ヴェルーチは常時装備している銃でヴァキを撃つとヴァキが粉々に吹っ飛んだ。
「だから危険だって言ったろ?さあ行こう。」


数分後、古い使われなくなった工場にて。
「ここはプロトデルミスレ・クロ支部、つまりここは私達のレ・クロ村の支部だ。」

「すげぇ!こんなボロ工場にプロトデルミスの支部があったなんて!」

「ところでさっきのあのさまは一体なんなんだ?」

「ああ、あれはそのーだから・・・。」

「もういい。言い訳は聞きたくない。そのかわりに一つ答えたまえ。お前らガキどもはなぜ、あんな所でトーアになって大暴れしているんだ?」

「それは・・・それは・・・オレ達、襲賊になりたかったんだ!ヴェルーチさんみたいな大きな襲賊を作りたかったんだ!」

「襲賊になりたいだと!?おい、お前らバカ言うのもほどほどしたまえ!それになぁ、お前らみたいな襲賊のいろはも知らないような奴に大きな襲賊は無理なんだよ!大体な、教会を狙う襲賊なんて聞いたことないぞ!良いか、襲賊のなかにはな、”暗黙のタブー”ってんのがあるんだ。その一つにな、寺院、教会等の神聖な場所は絶対に狙わないってんのがある。そんな事も知らずに暴れ回るのはただのちんぴらだ。」

「・・・・・・・・・・・」

「それにお前はなんで襲賊になりたいんだ?」

「そ、それは・・・。」

「どうせ大きい襲賊を作ってみんなのヒーローにないたいとか、むしゃくしゃしてるから暴れ回りたいとかどうせそんなとこだろう・・・。でもな、そんなことで襲賊になったってそこらにいるちんぴらくらいにしかなれないぞ!

「違う・・・・・」

「何だと?私が不満か?」

「違う・・・オレは両親を国に殺されたんだ!!・・・・だから・・・だから・・・」

「よし・・・分かった。それならお前らにも見込みがあるかもしれん。君の両親の事は不幸だったが、そう言うことで国に特別な怒りや復讐心をいだいてる奴はでっかくなる事が多い。もしも、本気で襲賊になりたいんだったら私について来い。私が襲賊のいろはを教えてやる。」

「本当にですか!」

「もちろんだ。」

「やったよ!ベトラ!」

オレはすごく嬉しかった。


第六話です。
前編って事は後編もあります。・・・多分(何
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# by butanosyashinnx | 2006-04-03 09:36

用語解説じゃないの?

どうもブブブブブタの写真Ⅹです。
今日は用語解説Ⅲをやろうと思います。

トーアクレイム
カブ・ヌイ国の軍人のトーア。
トーアヴォクシム逮捕とダークレジスタンス撲滅をビュールの下っ端にまかされたトーアだが、
肝心な所でドジを踏むため完璧にヴォクシムになめられてる。
ヴォクシムを地の果てまで追いかけるいわば銭形警部的存在。
f0101251_10381681.jpg

ガリーダ
国家機関、襲賊撲滅部の部長。
ビュールがもっとも信頼している奴の一人。
トーアクレイムにトーアヴォクシム逮捕とダークレジスタンス撲滅を任したビュールの下っ端とは彼のこと。(でもかなりお偉い)
今、襲賊を撲滅するための恐ろしい罠を考えているらしい。
マクータカラークン
もう一人のマクータ。
マタ・ヌイ島でやられたマクータにより、生み出されたマクータよりも強いマクータ。
何だかの形でこのストーリーに絡んでくるらしい。
ゲルタ&グルテ
ヴォクシムと幼なじみのマトラン。
一応、ダークレジスタンスの開発担当になるらしいが・・・。
かなりおっちょこちょいで面白い、ダークレジスタンスのトラブルメーカー。

・・・ほとんど写真無し・・・スイマセン(汗
と、ここで報告が。
なんとこのストーリー「ダークレジスタンス 初めての大仕事」のサブストーリーが出来ちゃいました。
ここのちょっとここ見て下さいを押してね。
内容は(男が)男をめぐり争う壮絶な4角関係・・・。みたいな感じ。
ヴォクシム達の新たな一面?も発見出来るので是非、読んでみて下さいね~。(笑
吉田組に感謝です~。
ではでは~。
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# by butanosyashinnx | 2006-04-02 10:59 | 用語解説

第5話 初仕事

部活行く前にちょっと(だいぶ?)時間が出来たので第5話書きます。


オレ達は村の教会にある祭壇の前に立っていた。
教会にはセンサー式の警備システム&防犯カメラが設置されていたが、こういう時に頭の切れるベトラのおかげで難なくすり抜けられた。

そして今、オレ達はトーアになろうとしていた。
「オレ達はこれからトーアになるんだ。そしてトーアになった瞬間、オレ達の襲賊、ダークレジスタンスは結成される!」

「準備は良いか?ヴォクシム。」

「・・・ああ、良いさ。ベトラ。」

オレは祭壇にトーアストーンをはめ込んだ。
するとそこから雷の様な光が出てきてオレの体に直撃した。
オレはその光の勢いで床に倒れ、光が体中に走った苦痛に悲鳴に近い声をあげた。
「ぎやあああぁぁぁぁぁ!!」

その後にオレは体を無理やり引っ張られて腕がむくむような変な感覚に襲われ身をよじった。
そして、気づいた頃には痛みも変な感覚も無くなっていた・・・。

オレは立ち上がろうと床に手をついた。
すると・・・。
「な、なあ、ベトラ・・・手が・・・オレの手が・・・」

「どうした?ヴォクシ・・・!?」

「お前も・・・!?ベトラ・・・」

「お前も・・・何なの?」

「お前・・・トーアに・・・なってるぞ。ベトラ・・・。」

「君もだよ・・・。君もトーアになってるよ・・・。」

「そうだよ!やったっよ!ベトラ!オレ達、トーアになれたんだ!!」

「やったよ!ヴォクシム!!」

「ダークレジスタンス結成だ!」

その時だった。教会中にサイレンの音が鳴り響いた。
「しまった!ベトラ!警報装置が作動したぞ!」

「そんなバカな・・・。なんでだ!僕の教会侵入計画は完璧だったのに・・・。」

「トーアになってでっかくなった分を計算に入れてなかったからだろう!」

「しまった!それを忘れていた!ヴォクシム、取りあえず憲兵が来る前に逃げよう!」

(ここでの兵とは特別な装備をしていないノーマルヴァキの事。)

「いや、ベトラ・・・。これをオレ達の初仕事にしよう!憲兵を迎え討って教会を破壊だ!」

「おい、正気か?ヴォクシム。大体僕たちはまだ・・・」

「やりたくないなら先に帰っても良いぞ。オレ一人でやるから。」

「分かったよ。ヴォクシム。その替わり何が起きても知らないからな・・・。」

「よし来た!それでこそ我が親友だ!っと、あっちから憲兵も来たみたいだな!」

向こうの通路から赤いヴァキがぞろぞろとこっちにやってきた。

「なあ、大丈夫か?ヴォクシム・・・。沢山やって来たぞ・・・。」

「大丈夫だ。武器を使え!お前の三枚刃のナイフなら使いやすいはずだ!」

そう言うとオレは鞘からソードを引き抜いた。
オレ達は向かってくるヴァキを前にそれぞれの武器で立ち向かった。
「さあ来い!この鉄くずめっ!」

オレ達は沢山の”動く鉄くず”と戦った。
最初はオレ達の方が有利に戦っていたが奴らの数が数だけにだんだん疲れてきてとうとう囲まれてしまった。
「テヲアタマニツケロ。」

「くそっ!もう逃げられない。何かいい方法はないのか?ベトラ。」

「いい方法って言ったって・・・疲れた上に囲まれたんじゃ僕だってどうにもならないよ!ここはおとなしく降参した方が・・・。」

ドーン
向こうの方で音がした。
「何がおこったんだ?」

オレ達を囲んでいたヴァキが次々に倒れていった。
そして、倒れたヴァキの向こうにいたのは・・・。


第五話でした。
ねえ、写真は写真?・・・すまん(汗
もう、写真付けない方針で行くかも(何
今度くらいに用語解説3をするので、写真はその時に・・・。
後、歓送待っています。
ではでは~。
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# by butanosyashinnx | 2006-03-30 09:43 | ダークレジスタンスⅠ

第4話 決断

では、第4話です。
また写真が入ってない。(汗
なかなかタケさんのストブロみたいに上手くはいかないな・・・。(オイ


あれから1ヶ月の歳月がたった。
この1ヶ月、オレはベトラの家に住ませてもらい、学校にも行っていなかった。
しかし、この1ヶ月でやっとショックがおさまり、現実に目を向ける事が出来た。
そして、現実に目を向けたとき、沸いてきた感情があった。
それは、悲しみでも絶望でもない、怒りだった。
しかし、その怒りを両親を殺した国にぶつける事の出来ないもどかしさに、オレはいらだっていた。
「なあ、どうしたんだ?最近むっつりした顔しか見ないぞ。」

「うるさい!・・・ベトラ。オレにかまわないでくれよ!」

”良いか、ヴォクシム・・・。この箱の中にはお前が困った時に一度だけ助けてくれる物がはいっている・・・”
父の残した言葉が頭をよぎる。
今こそあの箱を開ける時ではないのか・・・。
「なあ、ベトラ。今からあの箱を開けてみないか?」

「そうだな。君がそれで良いならそうしたら良いと思うよ。」

数分後・・・オレとベトラは例の箱を囲むように座っていた。
「なら、開けるぞ。」

「うん。」

オレは箱にかかったロックをはずし、ふたを開けた。
「なんだこれ?ただの石じゃないか。」

箱の中にはベトラが言ったとおり楕円形の石が二つ、並べて入っていた。
しかし、それが何なのかオレには分かっていた。
「ベトラ・・・凄いぞ!これはトーアストーンだ!」

「何!?トーアストーンだって!」

オレの心は高ぶった。
これで国への復讐できる!
世界一の襲賊になって!
「なあ、ベトラ。オレ達、襲賊にならないか?」

「なんだよ、いきなり。それに襲賊なんて僕らには無理さ。君も知ってると思うけどこの国には数え切れないほどの襲賊があるんだぞ!僕らがヒーローと崇めているのはその中でも特に大きくて強い一握りの襲賊だけなんだぞ。」

「いや、オレらだって強くされるさ。この石を使ってトーアになれば!」

「で、でも・・・襲賊になるなんて無理だよ・・・。」

「バカ言え!オレは襲賊になるんだ!襲賊になってオレの両親を殺した国に・・・。」

「分かったよ・・・。君には負けた・・・。僕も君と一緒に襲賊になるよ。」

「よし!それでこそオレの親友、ベトラだ!今日の夜、村の教会にこっそり入って祭壇にトーアストーンをはめ込みに行こう!」

「ところで、僕たちの襲賊はなんて言う名前にするんだ?ヴォクシム。」

「うーん、そうだなぁ。ベトラはどんな名前が良いと思う?」

「ダークレジスタンスなんて言うのはどうかな?」

「ダークレジスタンスか。よし、それで行こう!」

こうしてオレ達は襲賊になっていったが・・・。


第四話でした。
大半がヴォクシムとベトラの会話でした・・・。
本当はタケさんのオリストみたいに加工した写真を入れたいのですが面倒くさくて・・・。(蹴
完走、待っています。
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# by butanosyashinnx | 2006-03-29 09:08 | ダークレジスタンスⅠ
オレの頭の中は真っ白だった。
「そ、そんな・・・どうしてですか・・・。」

どうして?そんな事、自分でも分かりきっていた。
国にやられたのだ。

そうだ、ここでオレの両親の事についてちょっと話しといたほうが良いだろう。
オレの両親は母のモーリと父のアーサだ。
オレの両親は人のために働くのが好きでラヒに襲われた村の復興支援や募金活動などを積極的にやっていた。
また、正義感も強く、政治にも関心がある人で、オレ達の間ではヒーローの襲賊も国を乱す悪い奴らだと言い、嫌っていた。
そのオレの両親は2~3年前くらい前から、この国が国民に内緒で何か悪いことをやっているのではないかと言う疑惑を抱き、反対活動をやっていた。
もっとも襲賊のように暴力で反対するのではなく言葉での交渉であったが。

しかし、オレの両親はそれをとても危険な仕事だと言い、オレに何かあった時のためにオレに剣術をおしえてくれた。


「先生、今から家に戻ります。」

オレはそう言って走り出そうとしたが先生がオレの手をがっちり掴んで離さなかった。
「先生! 行かせて下さい!」

「駄目です!あなたの家はまだ燃えているのですよ!もしあなたが無茶な行動を取ったらグハッ

突然、先生が前のめりに倒れた。ベトラのキックがヒットしたのだ。
「ベトラ!」

「廊下の影で話は聞いたから速く家に戻るんだ!」

「ベトラ・・・」

「さあ、速く行くんだ!先生には僕が謝っとくから!」

オレは走りだした。
廊下をぬけ、校門をくぐり、いつもの坂道を下り、いつもの通りをぬけ、いつもの角を曲がると・・・。

そこには黒い煙をもくもくと出し、激しく燃えるオレの家があった・・・。
オレは一瞬立ち止まると、さっきよりも速くはしりだした。
オレは野次馬の止める声も聞かずに家の中に飛び込んでいった。

”あなたの両親が家に残っている”

オレの頭のなかに先生の言った言葉が響く。
「お父さ~ん、お母さ~ん」

オレは燃える家の中で両親を探した。
家の家具、家のテーブル、そしてオレの思い出が真っ赤な炎に包まれ、灰になっていくのを見ながら・・・。

すると、目の前に黒く小さくうごめく二つの影があった。
「お父さん!お母さん!」

オレは両親に駆け寄っていった。
「ヴォクシム・・・」

「お父さん・・・」

「すまんなヴォクシム・・・。私はいつも、支援活動、支援活動と言ってばかりでお前に何もしてやることが出来なかった・・・。」

「そんな・・・。」

「だからな、せめて一度だけでもこのダメ親に何かさせてくれないか・・・。」

「違う!お父さんはダメ親なんかじゃないよ!」

「良いか、ヴォクシム・・・。この箱の中にはお前が困った時に一度だけ助けてくれる物がはいっている・・・。」

父が大事そうに抱えていた箱をオレに差し出した。
「私はもうだめだ・・・。」

「お父さん・・・。」

「私はお前をあい・・して・・・い・・る・・・。」

「お父さーん!!」

父はそこで力尽きた。
オレは真っ赤な炎のなかで涙が枯れるほど泣いた・・・。
奥の方から、かすかに消防隊の声が聞こえた・・・。
オレの手は、しっかりとあの箱を握っていた・・・。

第三話でした。
また写真が無い!(汗
今度こそは、付けるかも。(何
ちなにみ最初に”燃える”の漢字を変換した時、”萌える”になってしまった。w
ではでは・・・。
乾燥、待っています。
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# by butanosyashinnx | 2006-03-28 22:37 | ダークレジスタンスⅠ

第2話 突然の悲劇

第2話です。
ここからちゃんとしたストーリーが始まります。

そうだ。
紹介が遅れたな。
オレの名前はヴォクシム。
この話の始まりはオレがまだガキの頃だったけ。
まあ、そこから話していくとするか・・・。

「暇だ・・・。」
オレはぼそっとつぶやいた。
暑苦しい教室の中、黒板の前で先生が基礎的なプロトデルミスの精製方法について話している。
これは2時間目の授業だ。学校が始まってまだ、たったの2時間しか経っていない。
オレにとってこの2時間は二日に感じるほど、長かった。
バサッ。
ボーっとしているとオレの机に紙飛行機が飛んできた。
飛んできた方向を見ると、我が親友、ベトラがニタニタと笑っていた。
きっと、また新しいイタズラを考えたに違いない。
紙飛行機を開くとイタズラの天才、ベトラの考えた新しいイタズラが書いてあった。

昨日、裏の林でマズカボロ(爆発する実の付ける木の事。)を見つけたんだ。
今日の放課後、そのマズカボロの実を使って学校の先生達を混乱させようぜ!

こいつは良い。
プロトデルミスの基礎的な精製方法なんかの話を聞くよりよっぽど面白そうだ。

その時、授業の終わりのチャイムが鳴った。
やっと授業が終わった。
長い授業をいう足かせから解放されたヴォクシムは他の子と共に教室と言う名の牢獄から廊下に走り出た。

「ちょっと待ちなさい。」
その時、カブ・ヌイ史担当のグラム先生に呼び止められた。
どうせ、また未提出の宿題を放課後に残ってやらないと帰らさないぞ。とでも言いに来たんだろう。
「なんですか?」

「ヴォクシム君、ちょっと大切な話があるの。職員室に来てくれない?」

「どうせ、この前の未提出の宿題の事でしょ。分かってるから良いですよ。」
僕はいらだちぎみにそう言うと、立ち去ろうとしたが、先生に腕をしっかりとつかまれてしまった。
「ちょっと、待ちなさい、ヴォクシム君。良いですか。これは未提出の宿題なんかよりも凄く大切なことなの。」

「じゃあ、ここで言って下さいよ!」

「分かったわ。他の子はみんな外に行ったみたいだし、ここで言うわ。」

「な、なんですか?そんなクソ真面目な顔で・・・。」

「実は今、あなたの家が火事になって、あなたの両親が家の中に残っているの。」

「そ、そんな・・・・・・。」

オレと先生しかいない廊下が数秒間、静寂に支配された・・・。

第2話でした。
長いのにあまり話が進んでない。(汗
それに写真も無い。(大汗
まぁ、皆さん、飽きたと言わずにこれからも宜しくです。(何
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# by butanosyashinnx | 2006-03-28 14:08 | ダークレジスタンスⅠ