レゴ&バイオニクルのオリジナルストーリーを書いていきます。


by butanosyashinnx
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
翌日の夜、麻螺儀は村の”広場”と呼ばれている少し広い所の端に立ち、暗闇に支配された谷の底を見ながら静かに笛を吹いている。
オレと、マグーは武器を構え、麻螺儀の後ろから忍び足で近づいていた。
f0101251_1461688.jpg

その夜、オレ達は麻螺儀を”消そうと”していた。
計画では麻螺儀を広場から谷底へ突き落とすこ事になっていた。

しかし、何かがおかしかった。
オレとマグーは麻螺儀から後、1メートルも無いところまで近づいていたのに、そう言うのに敏感な麻螺儀は気づいた素振りすら見せずに静かに笛を吹き続けていた。
不気味なくらいだ。
オレはそう思った。

いつもに増して静かな空がその不気味さを更に深めていた。

オレは麻螺儀に充分近づくと、何かあると思いながらもマグーと共に武器を振り上げ、振り下ろした。
振り下ろした武器は麻螺儀に当たり、麻螺儀は谷底に落ちていった・・・。
しかし、武器は空を切った感覚しかせず、麻螺儀が落ちていく所も見えなかった。
「みんな!上を見ろ!」
その時、後ろから声がした。

オレは上を振り向いてみた。
すると、そこには高く舞い上がった麻螺儀の姿が・・・!
オレが武器を振り下ろす寸前に飛び上がったのだ!
f0101251_14241276.jpg

隠れていたオレの仲間、ヴェルーチ、ラバ・ヌク族のマトランが一斉に出てきた!
麻螺儀はいつものように、下にいたラバ・ヌク族のマトランを踏みつぶして着地すると杖で次々と飛ばしていった!
目の前にいたマトランをかたづけると、麻螺儀はマトランのディスク部隊の放った100枚ものディスクを全て交わし、オレの方に向かってきた!

その時、ダークレジスタンスの仲間が麻螺儀の横から飛び込んで来て、応戦した!
しかし、麻螺儀の巧みな杖裁きについて行けず、ヴェート、キル、テックスと次々に飛ばされていき、オレと麻螺儀の前に、遮る物が居なくなってしまった!
f0101251_1439927.jpg

「うぉー!」

麻螺儀を相手に勝ち目など無かったがオレは麻螺儀向かって剣を構えた!

そして・・・!
f0101251_14383794.jpg

f0101251_14393147.jpg

あっという間であった。
不意を付かれたオレは飛ばされて広場の向こうのマトランの家にぶつかった。

麻螺儀の強さを前に動けなくなったオレはただ麻螺儀の攻撃を受けるしかなかった。
仲間が気絶した中で静けさを取り戻した広場をただ1人、麻螺儀がオレの方に向かって歩いてくる。

ダークレジスタンスももう終わりだ・・・。

オレがそう思いかけた時だった。
「待て。」

見ると麻螺儀の後ろに剣を構えたヴェルーチの姿があった。
「ヴォクシムを殺すのは私を殺してからにしろ・・・。」

「・・・決闘か・・・良かろう。」

静かな夜の広場で麻螺儀とヴェルーチが向かい合った。

第15話でした。
特に言うことはありません。(え
ではでは・・・。
[PR]
# by butanosyashinnx | 2006-06-19 14:52 | ダークレジスタンスⅠ

第14話 疑惑

ラバ・ヌク族は木々を愛するカブ・ヌイ島の先住民の1つであった。
彼らは元々、コベル・ヌイ峡谷のそばにあるマヒカ森に住み、旧カブ・ヌイ帝国時代には手厚い保護を受けて、のびのびと暮らしていた。
f0101251_13525671.jpg

f0101251_13534971.jpg

しかし、政権がビュールに代わると、ビュールの政策により、住処の森はばっさいされ、捕まった半数ものラバ・ヌイ族は奴隷として重労働を科せられた。
その後、彼らはビュールの手の及ばないコベル・ヌイ峡谷の絶壁にせり出うように作られた木の村に住み、捕まった仲間と森の返還を求めて襲賊となった。
f0101251_1354223.jpg

そんな中、国を追放され放浪し、偶然そこにたどり着いたマグーは彼らに保護され、仲良くなった後にヴォクシムに誘われダークレジスタンスに入ったという。
そして今、マグーは新しい仲間と共に、再び彼らに助けを求めにいった。



マグーはあの後、安全な身を隠せる所だと言って、コベル・ヌイ峡谷のラバ・ヌク族の村にオレ達を案内した。
オレはラバ・ヌク族は部外者に対して、とても警戒する部族だと聞いていたが、オレ達がマグーの仲間だと知った彼らは快くオレ達を出迎えてくれた。

その日の夜、ラバ・ヌク族の長老の家でオレ達は麻螺儀以外、集まって話し合いをした。
f0101251_1355484.jpg
「なあ、ずっと不思議に思っていたんだが、なぜ三度もオレ達の行動が奴らに分かってしまったんだろう・・・。」

一人が言った。
「一度目はオレ達の奇襲作戦がばれてヴェルーチ先生の襲賊がやられた。」

「そして、二度目はダルタンにある隠れ家が信じられないくらい早く見つかってしまった。」

「さらに、ダルタンから古い工場に続く秘密の通路もばれて先回りまでされた・・・。」

「なあ、何かあると思わないか?奴らの捜索網がいくら大きいといえども、あんなに早くダルタンに隠れている事が分かったり、僕達しか知らない秘密の通路の出口に先回りするなんて不可能だよ。」

「そうだな・・・。」

「ひょっとしたらこの中に奴らに私達の情報を密告している裏切り者がいるんじゃないか?」

ヴェルーチが意味ありげに言った。
ま、まさか・・・オレは思った。
そんなオレの心情を悟ったのかヴェルーチは再びしゃべりだした。
「みんな、驚いているだろうが、そうすれば全ての説明がつくんだよ。私達の身近にいる者がリアルタイムに情報を国に密告すれば私達の居場所なんぞ筒抜けなんだよ。だから今、この時にも奴らは私達の居場所を突き止め捕まえに来るかもしれん。」

ここに居たみんなが顔色を悪くし沈黙する。
認めたくはないが、ヴェルーチの言っている事はスジが通っていた。
その後数分間、静寂が辺りを支配したが、ベトラがやっと、その静寂を断ち切った。
「それじゃあ・・・その・・・誰が僕達を・・・裏切っているんだ?」

「ベトラ君、君はいつも良い事に気づくね。」

ヴェルーチが言う。
「私が思うに、このダークレジスタンスはヴォクシム君が信用のおける仲間達だけで作った裏切りとは無縁の良い襲賊だろう。しかし、今共に戦っている友の中に、一人だけ、最近現れた身元も知れん男が一人だけいるのを忘れてはならん。

オレ達の脳裏に一人の男の名前が浮かんだ。

麻螺儀

「ま、まさか・・・、でも麻螺儀はオレ達を助けてくれた!」

「ヴォクシム、あれはただのまやかしに過ぎん。あの男はああやって上手く私達の中に溶け込み、奴らに情報を密告していたんだよ。」

「・・・」

f0101251_1214824.jpg

「つまりあの男はビュールの犬だったわけだ・・・。」

麻螺儀・・・裏切り者・・・ビュール・・・犬・・・オレの頭のなかでは色々なものが渦巻いていた。


第一四話でした。
衝撃的な展開になってきましたね。
写真も沢山入れたしw
ではでは~。
[PR]
# by butanosyashinnx | 2006-05-23 22:08 | ダークレジスタンスⅠ
古い工場に繋がっていると言われている、暗い地下トンネルを歩き続けてから3日が経った。
3日も暗い所を歩いていると、まるで終わりのない迷宮に迷い込んだ気分になる。
「ったく、このトンネルは何処まで続くんだ?まるでオヌ・マトランになったみたいだよ。」

「そうかっかするなよ、ヴェルド。そろそろ出口に着くはずだから。」

その時、トンネルの先がプッツリと壁になっているのをベトラが発見した。
「何!?行き止まりか?」

「違うよヴォクシム。よく見たら上に出口みたいな物があるぞ。」

「暗がりを透かす様に、よく見てみると壁の少し手前のトンネルの上の面に、手で押し開けるタイプの戸が付いていた。
「良かった。もう、オレも洞窟にはこりごりしてた所だったからな!」

そう言ってオレは戸の取っ手に手をかけた。
「待て。」

「どうしたんだ?麻螺儀さん。」

「みんな戸から離れろ。」

すると麻螺儀も数歩戸から下がった、と思いきや、助走を付けて戸の真下で飛び上がった。
麻螺儀は飛んだ勢いで戸を突き破り、戸の真上に居た”何か”を戸ごと飛ばしていった。
オレはその”何か”を見てしまうなり戸の向こう何が起こっているか分かってしまった。
「軍隊だ・・・。」

上で軍隊に待ち伏せされていたのだ。

麻螺儀は空中で宙返りをすると兵士でいっぱいの地面に兵士を踏みつぶして着地した!
麻螺儀は杖で周りを囲む兵士を飛ばしていく!
軽い俊敏な動きについて行けなかった兵士が次々と麻螺儀の餌食になっていった!

「オレ達も行くぞ!」

オレは仲間にそう言うと剣を抜いて沢山の兵士に立ち向かっていった。
「1人、2人、3人!」

目の前に現れる兵士を次々に倒していく!
「5、6、7人!」

「ヴォクシム、まだそれだけか!僕はこれで12人目だぞ!」

「ベトラ!オレだって負けないぞ!新技を見せてやる!」

オレが剣をブーメランの様に投げたら目の前に居た5~6人の兵士に当たっていった!
「どうだ!これで16人だ!」

しかしベトラは怯えた顔でこちらに向く。
「どうした?ベトラ?」

「ヴォクシム・・・後ろ・・・。」

オレは後ろに振り返った。すると、そこには幹の様に太い2つの足があった。
そして見上げて見るとオレの2倍はありそうなあの隊長の顔があった。
f0101251_10302862.jpg

「私の名前はクレイムだ。今日はお前らをぶっつぶしに来た。」

もう、後の祭りであった。
戦っても勝てそうにないし、逃げられそうにもない。
仕方ない。オレはそう思い剣を構え、クレイムに向かっていった!
「ふん、オレと戦おうとはなかなか良い度胸じゃねえか!」

クレイムが武器を振り上げる!
オレはその一瞬を見逃さなかった!
瞬時に体をそらしてクレイムの股を通り抜ける!
「なっ!?」

クレイムは振り返ったが、そこにもうヴォクシムの姿は無かった。
ヴォクシムに一枚かまされたクレイムはなんとしてでもヴォクシムを捕まえたかったが、もう遅かった。


それから数分後、オレ達は全員、別の古い工場に身を隠した。
しかしここも見つかるのは時間の問題であろう。
「なぜ、待ち伏せされてしまったんだろう?」

一人が言う。しかし、今はそれより大切な事がある。
「その話は後でしよう。それより大切なのは何処に身を隠すかだ。ここに居てもすぐ見つかってしまうのは目に見えてるからな。誰か良いところを知らないか?」

「知っているぞ。」

マグーがポツリと言った。
f0101251_10492269.jpg

第一三話後編でした。
写真入りw
それだけ。(え
[PR]
# by butanosyashinnx | 2006-05-22 19:42 | ダークレジスタンスⅠ
その時だった。
「しっ、静かにっ」

「どうしたんだ?麻螺儀さん。」

「・・・聞こえないか、遠くの方から。」

最初は麻螺儀が何を言っているか分からなかった。
しかし、よく耳を澄ますと遠くの方から誰かの怒鳴り声が、かすかに聞こえた。
「何だろう・・・?」

「様子を見てくればいい・・・。」

オレは洞窟からそっと出て辺りを見回した。
すると、ここからだいぶ離れた所で声の主が罵声をあげているのが目に映った。
声の主は国がここに送りこんだ体格のガッチリした隊の隊長の様な男で部下に命令していた。
「いいか!今からここにある洞窟を隅から隅まで調べあげろ!例の襲賊が見つかるまで探すんだ!」

「しかし隊長、ここには何百もの洞窟が・・・」

だまれ!やれと言ったらやれ!」

あの隊長は馬鹿か?
オレは、いや、全員がそう思っただろう。

しかし、その隊長のお陰で逃げる時間が出来たのが幸いだった。
オレ達は隠れ家にしていた洞窟の奥にある秘密の地下トンネルを使い、逃げた。
[PR]
# by butanosyashinnx | 2006-05-18 20:47 | ダークレジスタンスⅠ
新ストーリーです。
おふざけです。
もしミーラが生き返ったらって言ふ話。
ダイジョウブかなぁ~。(つまらなかったら言ってね)

f0101251_18435815.jpg

オレの名前はミイラだ。

正確にはエヂプト王ルァムセスⅢ世だ。

当時は傲慢で欲張りでわがままで嫉妬深くて兎に角悪い王様

で有名だった。

そんなオレの夢は、手にしている富と権力を永遠に保持するた

めに不老不死になると言う傲慢な夢だった。

でもそんな事出来るわけも無く、逝った後、家臣のイムホ〒プと

共にピラミッドに埋められちゃった。


それからアバウト4,000年後、よく、○界不思議■見とかに出

ている某大学のお偉い教授によって救出され

久々に太陽の光を浴びる事が出来た。

それからウン週間経った。

オレはロンドンにある有名な博物館、犬英博物館に展示され

た。

オレのマッチョなボディに惚れ込んだヂンルイどもがキャメラを

片手にオレの事をヂロヂロ見に来た。

オレは久々に優越感に浸ることだ出来て結構満足だった。

しかし、ある事件によってオレのアバウト4,000年前に終わっ

た人生が狂いだしたのであった・・・。
[PR]
# by butanosyashinnx | 2006-05-07 19:03 | ロイヤルミルクティー
ダルタン・・・何百もの洞窟が点在する険しい山岳地帯。
その洞窟の一つにオレ達の隠れ家があった。
麻螺儀にそこまで案内されると、そこには仲間がいた。
「みんな・・・大丈夫だったか?」

「ヴォクシム!こっちこそ心配してたんだぞ!」

オレはマグー、テックス、キル・・・と次々と挨拶していった。
そしてベトラとも。
「やぁ、ヴォクシム!大丈夫だったのか・・・?」

「もちろんだよ!でもあの時はもう会えないかと思ったよ。」

「何言ってんだよ、ヴォクシム!」

「ベトラ・・・。」

しかしオレの頭の中は安堵の気持ちと共に、不安な気持ちもあった。
オレはその事を思い切ってヴェルーチに聞くことにした。
「あの・・・先生」

「なんだ?ヴォクシム。」

「なんで、あの時、作戦通りにしてくれなかったんですか・・・?まさか先生は・・・」

「違う。違うんだ。すまなかった、ヴォクシム。あの時、敵に不意を付かれてやられてしまったんだよ。本当だ。信じてくれ!」

「そうだったんですか・・・。先生。」

オレはほっとしたが、ヴェルーチがオレ達を裏切ったなんて思っていた自分が馬鹿に思えてしまった。
[PR]
# by butanosyashinnx | 2006-05-07 11:38 | ダークレジスタンスⅠ
カブ・ヌイの首都、ベクトルシティの政治の中心地にあるグーム宮殿の広い廊下をガリーダが歩いていた。
今、彼の頭の中は晴れ渡るベクトルシティの空とは対照的にどんよりと曇っていた。

約束の期限は刻々と迫って来ていたが、作戦は順調に進んで五つの襲賊は計画通り、全員捕まえた・・・はずであったが。

しかし、一つだけ、作戦どおり捕まらなかった襲賊があったと部下からの報告があった。
たしか、その襲賊の名前はダークレジスタンスと言うらしい。

ガリーダはいらだった。
このままではビュール閣下に顔向けする事が出来ない。
しかし、いらだってもどうにもならない。
奴らを何が何でも捕まえまいといけない。

向こうの方から体格のがっちりしたトーアがやって来た。
国家が誇る特殊部隊、スーパートーアチームの隊長のトーア、クレイムだ。
「お待たせしました、ガリーダ部長。」

「よく来てくれた、クレイム君。今日は君に任務を与える。」

「ありがとうございます。ところで、任務とはなんでしょうか?」

「今回の任務は前回、作戦に失敗し逃げられた襲賊、ダークレジスタンスを私の指示の範囲内で捕らえることだ。」

「分かりました。全力を尽くして任務に取り組みます。」

「結構だ。ダークレジスタンスは情報によるとダルタンの山岳地帯の洞窟の一つに隠れているらしい。それでは頑張りたまえ。」

クレイムは去っていった。
ガリーダは窓のタトを見ながら息をついた。
この計画が成功して良い報告をビュール閣下に言える事を願いながら。

第12話ですたw
f0101251_2236198.jpg

写真はビュールです。
ではでは~。
[PR]
# by butanosyashinnx | 2006-04-28 22:33 | ダークレジスタンスⅠ

第11話 脱獄

あれから何日が経ったのだろうか。
三日?いや、一週間、一ヶ月?
そしてあの黒い男はなんだったのか・・・?

オレはそんな事を鉄格子のはまった暗い牢獄で考えていた。

おそらく数日前、オレは二人の兵士によって捕まった後、護送車で連れられて、この牢獄にぶち込まれた。
この牢獄には他にも沢山の囚人がぶち込まれていて、お世辞にもいい環境とは言えなかった。
ピタッピタッピタッ

向こうの方から見回りに来た看守が警棒を片手にやって来たようだ。
ここの看守の日課と言えば囚人に嫌味を言って、反抗する生意気な囚人がいたら、持っている警棒でぶちのめして面白がる事だった。
おあいにく様、オレはその生意気な囚人の一人に分類されている一人であった。
看守はオレの牢屋の前で足を止めた。
「よう、哀れな襲賊君。いや、それとも囚人375号と言った方が良いかな?ん?なんだ、その目つきは。オレに何か文句があるのか?この野郎!」

看守が警棒を振り上げた。
「ちょっと待ちたまえ。」

ふと、看守の立っている横の暗がりを見ると、いつの間にか、あの男が立っていた。
「誰だ!お前は!不法侵入は禁止だ・・ブワッ!

男は慣れた手さばきで自分の杖を振り下ろすと看守は倒れてしまった。
「この野郎とは、よく言ったもんだ。」

男はオレの方に体の向きを変えた。
「この前は無礼を誤る。私の名前は麻螺儀。お前の仲間だ。お前はこれからアン・コリアを経由して、ヴェルトゥークの牢獄にぶち込まれる事になっていた。でも、これからお前は脱獄をする。質問は後、さあ、私についてこい。大脱獄の始まりだ。」

オレはまったくわけが分からなかったが、ヴェルトゥークの牢獄が恐ろしい所だと知っていたから、ついていくことにした。
麻螺儀は仮面の中から取りだした針金を器用に使い、牢屋を開けた。
「さあ、来い。」

そう言うと身軽な足取りで牢獄の迷路の様な廊下を素早く走っていった。

麻螺儀と名乗る謎の男にやられた看守は、残った力を振り絞り無線機に向かって言った。
「囚人、375号が謎の男と共に、脱走しました・・・。」

麻螺儀の後につき、走って行くと、中庭の様な所に着いた。
オレの息は切れ切れになっていたが麻螺儀は平気そうであった。
「ヴォクシム、ミルのマスクを使えるか?」

「もち、ろんです、使い、方は、先生に、教わり、ました・・・。」

「そうか、良かった。」

その時だった中庭につながっている四方八方の廊下から沢山の警備ヴァキが現れた。

「ヴォクシム、ここは私に任せろ。」

麻螺儀はオレに持っていたカノイミルを渡すと、中庭の中心に歩み寄っていった。
オレはミルで空を飛び、上空から麻螺儀を見守った。

麻螺儀は沢山のヴァキに囲まれてしまった。
「テヲアゲロ」

ヴァキの機械的な声が響く。
その時!麻螺儀は瞬時に杖を振り、周りのヴァキを飛ばしていった。
ヴァキは全員攻撃態勢に入り、麻螺儀に襲いかかってきた!
麻螺儀は身軽にジャンプするとさっき麻螺儀が居た所で勢いずいたヴァキがぶつかりあっていた!
麻螺儀はまるでじゅうたんの様に沢山のヴァキがいる所に着地した!
下に居たヴァキは潰れ、周りにいたヴァキは麻螺儀が振り回した杖に次々と当たり、まるでボールの様に飛ばされていく!

あの男、ただもんじゃねえな。
オレは思った。

その間にも麻螺儀は次々にヴァキを倒していく。
麻螺儀は地面に杖を着くと、杖を軸にクルクル回り、ヴァキを蹴り飛ばしていった!
「ガラクタめ、これで終わりだ!」
そう言うと麻螺儀は思いっきり飛んで中庭に手榴弾を投げ込んだ!
オレの真下の中庭で手榴弾が爆発し、残りのヴァキが一気に吹っ飛んでいった。

オレは驚くほど高くまで飛んできた麻螺儀をキャッチすると燃えさかる監獄を後に飛んでいった。
「ヒュー!凄いやっ!まるでヴァキがおもちゃみたいだ!」

「あま、あんな物ほんのお遊びにしか過ぎない。さあ、お前の仲間の所に戻ろう。」

第11話、脱獄でした。
ちなみにヴォクシムの監獄での名前、囚人、375号は実はイエローキャッスルと言う商品の番号だったりします。(あっそう
ではでは~。
[PR]
# by butanosyashinnx | 2006-04-25 12:32 | ダークレジスタンスⅠ

第10話 謎の男

f0101251_9462393.jpg

オレ達は突然出てきた襲賊に武器を取る暇も無く、呆然とする兵士達を次々に倒していったが、奥の方にいた兵士達は武器を構えて攻撃をしてきた。

目の前に剣を振りかざしながら兵士のトーアがやって来た。
オレも自分の剣を相手に振りかざした。
剣と剣が叩きつけられX状に交差した。
お互いの力と力がぶつかり合う。
「うぉりゃぁ!」

思いっきり力を入れて相手を押し倒した。
だが、兵士は増える一方で一人倒したら三人の兵隊が現れた。
まわりに居る兵士のせいで、もはや仲間の姿も見えなかった。
「覚悟しろっ!襲賊め!」

ふと、前を見たら、体格の大きいトーアが斧を振り下ろしてきた。
オレは剣で斧を止めたが、さっきの相手よりも力が強かった上に、後ろから緑色のトーアがスライサーを片手に襲いかかってきた。

オレはさっと体を引くと、勢いずいた緑色のトーアと体格の大きいトーアがぶつかった。

その後もオレは尽きることの無い、兵士と戦ったが、数に負けて次第に追いつめられていった。
「バカな襲賊め。お前はもう終わりだ!」

オレの首に一人のトーアが武器を突きつけた。

ピュシューーー
その時だった。
オレの目の前に沢山のガス弾が投げ込まれ辺り一面が煙に包まれた。
「ガス弾を投げたのは私だ。私はお前の見方。お前の仲間は無事だ。質問は後だ。今は私についてこい。」

突然目の前に真っ黒な男が現れ、そう言うと走り出した。
「あ、ちょっと待って・・・」

わけが分からなかったが、とりあえずオレはその男に付いていく事にした。
f0101251_10335825.jpg

その男は身軽で足が早く、一寸先も見えない煙の中で男の後についていくのは大変だった。
しかし、そんなことは後目にその男は目の前にいる煙の中でさまよう兵士を見事に杖で飛ばしていき煙の中をあっと言う間に抜けることが出来た。

オレは振り返り、今走ってきた所を見た。
まだ、ガス弾の煙がモクモクと上がっていた。
「さっきはありが・・・。」

礼を言うためにさっきあの男が立っていた所に向くと、あの男は消えていた。

何だったのだろう・・・。
不思議な男だった。
風の様に現れ、風の様に消えていった。
「そこの襲賊、手を上げろ。」

振り返ると、そこには武器を構えた二人の兵士がいた。
f0101251_1173048.jpg


第十話です。
とうとう写真が入りました。w
そして謎の男も。
感想、待っているとです。
ではでは~。
[PR]
# by butanosyashinnx | 2006-04-23 11:11 | ダークレジスタンスⅠ

第9話 失敗

快晴の空の下、オレ達の隠れている洞穴の中は緊張した空気が張りつめてている。
外には何百もの兵士が整列している。
ここで見つかったら一貫の終わり。失敗は許されない。
リーダーのオレは新しい仲間の前に手を出した。
他の仲間がその上に自分の手をおいていき、円陣が出来た。
「マグー、キル、ヴェルド、テックス、ヴェート、ドゥーブ、ゲルタ、グルテ、そしてベトラ。オレ達は仲間だ。オレはお前達の事信じている。お互いを信じれば失敗する事は絶対にない!さあ、一緒に国に立ち向かおう!」

「ヴォー!」

オレの仲間達が声をあげた。
今の所全て順調にいっている。
今から約3分後に軍を挟んだ向こうに居るヴェルーチの襲賊が軍の気を引くために攻撃を仕掛ける。
つまり向こうの方が騒がしくなったらオレ達は作戦を開始すれば良いのだ。

・・・しかしおかしい。
もう3分ほど経ったのに、まだ騒がしくならない。

どうしてだ?

それから数分が経った。
しかしまだ騒がしくならない。

何が起こったんだ?

仲間もこの異常に気づいて不安とあせりで洞穴の中がざわつきだす。
「みんな、落ち着いてくれ。オレ達にはヴェルーチ先生が付いているからきっと大丈夫だ。先生を信じてもう少しだけ待とう。」

「でももし、ヴェルーチが来なかったらどうするんだ?奴らはここで一週間はキャンプを張るんだぞ!オレ達は終わりだ!」

ドゥーブがいらだちながら言う。

落ち着いてくれよ!不安なのはオレもなんだ!

オレはそう心の中でつぶやく。
そして待った・・・。
しかし時はむなしく過ぎていき、一向に何も起こらなかった。

ちくしょう!

オレはとうとう行動に出ることにした。

「みんな、聞いてくれ。今、ここから走り出て奴らと戦っても確実に負けるだろう。でも、ここで何もしなくても奴らに捕まってしまうのは目に見えている。だからどうせやられるなら、今出来ること、つまり戦って立派にやられる方が良いと思わないか!」

「そうだな・・・!」

「ならばやるまでだ!さあ、みんな、武器を抜け!立派な襲賊として歴史に名を残せ!」

「やぁあー!」

オレ達は洞穴を駆け出した。死を覚悟で・・・。


第9話です。
かなりロード・○ブ・ザ・▼ングに影響されましたとさ。w
ではでは~
[PR]
# by butanosyashinnx | 2006-04-16 21:42 | ダークレジスタンスⅠ