レゴ&バイオニクルのオリジナルストーリーを書いていきます。


by butanosyashinnx
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<   2006年 04月 ( 10 )   > この月の画像一覧

カブ・ヌイの首都、ベクトルシティの政治の中心地にあるグーム宮殿の広い廊下をガリーダが歩いていた。
今、彼の頭の中は晴れ渡るベクトルシティの空とは対照的にどんよりと曇っていた。

約束の期限は刻々と迫って来ていたが、作戦は順調に進んで五つの襲賊は計画通り、全員捕まえた・・・はずであったが。

しかし、一つだけ、作戦どおり捕まらなかった襲賊があったと部下からの報告があった。
たしか、その襲賊の名前はダークレジスタンスと言うらしい。

ガリーダはいらだった。
このままではビュール閣下に顔向けする事が出来ない。
しかし、いらだってもどうにもならない。
奴らを何が何でも捕まえまいといけない。

向こうの方から体格のがっちりしたトーアがやって来た。
国家が誇る特殊部隊、スーパートーアチームの隊長のトーア、クレイムだ。
「お待たせしました、ガリーダ部長。」

「よく来てくれた、クレイム君。今日は君に任務を与える。」

「ありがとうございます。ところで、任務とはなんでしょうか?」

「今回の任務は前回、作戦に失敗し逃げられた襲賊、ダークレジスタンスを私の指示の範囲内で捕らえることだ。」

「分かりました。全力を尽くして任務に取り組みます。」

「結構だ。ダークレジスタンスは情報によるとダルタンの山岳地帯の洞窟の一つに隠れているらしい。それでは頑張りたまえ。」

クレイムは去っていった。
ガリーダは窓のタトを見ながら息をついた。
この計画が成功して良い報告をビュール閣下に言える事を願いながら。

第12話ですたw
f0101251_2236198.jpg

写真はビュールです。
ではでは~。
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by butanosyashinnx | 2006-04-28 22:33 | ダークレジスタンスⅠ

第11話 脱獄

あれから何日が経ったのだろうか。
三日?いや、一週間、一ヶ月?
そしてあの黒い男はなんだったのか・・・?

オレはそんな事を鉄格子のはまった暗い牢獄で考えていた。

おそらく数日前、オレは二人の兵士によって捕まった後、護送車で連れられて、この牢獄にぶち込まれた。
この牢獄には他にも沢山の囚人がぶち込まれていて、お世辞にもいい環境とは言えなかった。
ピタッピタッピタッ

向こうの方から見回りに来た看守が警棒を片手にやって来たようだ。
ここの看守の日課と言えば囚人に嫌味を言って、反抗する生意気な囚人がいたら、持っている警棒でぶちのめして面白がる事だった。
おあいにく様、オレはその生意気な囚人の一人に分類されている一人であった。
看守はオレの牢屋の前で足を止めた。
「よう、哀れな襲賊君。いや、それとも囚人375号と言った方が良いかな?ん?なんだ、その目つきは。オレに何か文句があるのか?この野郎!」

看守が警棒を振り上げた。
「ちょっと待ちたまえ。」

ふと、看守の立っている横の暗がりを見ると、いつの間にか、あの男が立っていた。
「誰だ!お前は!不法侵入は禁止だ・・ブワッ!

男は慣れた手さばきで自分の杖を振り下ろすと看守は倒れてしまった。
「この野郎とは、よく言ったもんだ。」

男はオレの方に体の向きを変えた。
「この前は無礼を誤る。私の名前は麻螺儀。お前の仲間だ。お前はこれからアン・コリアを経由して、ヴェルトゥークの牢獄にぶち込まれる事になっていた。でも、これからお前は脱獄をする。質問は後、さあ、私についてこい。大脱獄の始まりだ。」

オレはまったくわけが分からなかったが、ヴェルトゥークの牢獄が恐ろしい所だと知っていたから、ついていくことにした。
麻螺儀は仮面の中から取りだした針金を器用に使い、牢屋を開けた。
「さあ、来い。」

そう言うと身軽な足取りで牢獄の迷路の様な廊下を素早く走っていった。

麻螺儀と名乗る謎の男にやられた看守は、残った力を振り絞り無線機に向かって言った。
「囚人、375号が謎の男と共に、脱走しました・・・。」

麻螺儀の後につき、走って行くと、中庭の様な所に着いた。
オレの息は切れ切れになっていたが麻螺儀は平気そうであった。
「ヴォクシム、ミルのマスクを使えるか?」

「もち、ろんです、使い、方は、先生に、教わり、ました・・・。」

「そうか、良かった。」

その時だった中庭につながっている四方八方の廊下から沢山の警備ヴァキが現れた。

「ヴォクシム、ここは私に任せろ。」

麻螺儀はオレに持っていたカノイミルを渡すと、中庭の中心に歩み寄っていった。
オレはミルで空を飛び、上空から麻螺儀を見守った。

麻螺儀は沢山のヴァキに囲まれてしまった。
「テヲアゲロ」

ヴァキの機械的な声が響く。
その時!麻螺儀は瞬時に杖を振り、周りのヴァキを飛ばしていった。
ヴァキは全員攻撃態勢に入り、麻螺儀に襲いかかってきた!
麻螺儀は身軽にジャンプするとさっき麻螺儀が居た所で勢いずいたヴァキがぶつかりあっていた!
麻螺儀はまるでじゅうたんの様に沢山のヴァキがいる所に着地した!
下に居たヴァキは潰れ、周りにいたヴァキは麻螺儀が振り回した杖に次々と当たり、まるでボールの様に飛ばされていく!

あの男、ただもんじゃねえな。
オレは思った。

その間にも麻螺儀は次々にヴァキを倒していく。
麻螺儀は地面に杖を着くと、杖を軸にクルクル回り、ヴァキを蹴り飛ばしていった!
「ガラクタめ、これで終わりだ!」
そう言うと麻螺儀は思いっきり飛んで中庭に手榴弾を投げ込んだ!
オレの真下の中庭で手榴弾が爆発し、残りのヴァキが一気に吹っ飛んでいった。

オレは驚くほど高くまで飛んできた麻螺儀をキャッチすると燃えさかる監獄を後に飛んでいった。
「ヒュー!凄いやっ!まるでヴァキがおもちゃみたいだ!」

「あま、あんな物ほんのお遊びにしか過ぎない。さあ、お前の仲間の所に戻ろう。」

第11話、脱獄でした。
ちなみにヴォクシムの監獄での名前、囚人、375号は実はイエローキャッスルと言う商品の番号だったりします。(あっそう
ではでは~。
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by butanosyashinnx | 2006-04-25 12:32 | ダークレジスタンスⅠ

第10話 謎の男

f0101251_9462393.jpg

オレ達は突然出てきた襲賊に武器を取る暇も無く、呆然とする兵士達を次々に倒していったが、奥の方にいた兵士達は武器を構えて攻撃をしてきた。

目の前に剣を振りかざしながら兵士のトーアがやって来た。
オレも自分の剣を相手に振りかざした。
剣と剣が叩きつけられX状に交差した。
お互いの力と力がぶつかり合う。
「うぉりゃぁ!」

思いっきり力を入れて相手を押し倒した。
だが、兵士は増える一方で一人倒したら三人の兵隊が現れた。
まわりに居る兵士のせいで、もはや仲間の姿も見えなかった。
「覚悟しろっ!襲賊め!」

ふと、前を見たら、体格の大きいトーアが斧を振り下ろしてきた。
オレは剣で斧を止めたが、さっきの相手よりも力が強かった上に、後ろから緑色のトーアがスライサーを片手に襲いかかってきた。

オレはさっと体を引くと、勢いずいた緑色のトーアと体格の大きいトーアがぶつかった。

その後もオレは尽きることの無い、兵士と戦ったが、数に負けて次第に追いつめられていった。
「バカな襲賊め。お前はもう終わりだ!」

オレの首に一人のトーアが武器を突きつけた。

ピュシューーー
その時だった。
オレの目の前に沢山のガス弾が投げ込まれ辺り一面が煙に包まれた。
「ガス弾を投げたのは私だ。私はお前の見方。お前の仲間は無事だ。質問は後だ。今は私についてこい。」

突然目の前に真っ黒な男が現れ、そう言うと走り出した。
「あ、ちょっと待って・・・」

わけが分からなかったが、とりあえずオレはその男に付いていく事にした。
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その男は身軽で足が早く、一寸先も見えない煙の中で男の後についていくのは大変だった。
しかし、そんなことは後目にその男は目の前にいる煙の中でさまよう兵士を見事に杖で飛ばしていき煙の中をあっと言う間に抜けることが出来た。

オレは振り返り、今走ってきた所を見た。
まだ、ガス弾の煙がモクモクと上がっていた。
「さっきはありが・・・。」

礼を言うためにさっきあの男が立っていた所に向くと、あの男は消えていた。

何だったのだろう・・・。
不思議な男だった。
風の様に現れ、風の様に消えていった。
「そこの襲賊、手を上げろ。」

振り返ると、そこには武器を構えた二人の兵士がいた。
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第十話です。
とうとう写真が入りました。w
そして謎の男も。
感想、待っているとです。
ではでは~。
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by butanosyashinnx | 2006-04-23 11:11 | ダークレジスタンスⅠ

第9話 失敗

快晴の空の下、オレ達の隠れている洞穴の中は緊張した空気が張りつめてている。
外には何百もの兵士が整列している。
ここで見つかったら一貫の終わり。失敗は許されない。
リーダーのオレは新しい仲間の前に手を出した。
他の仲間がその上に自分の手をおいていき、円陣が出来た。
「マグー、キル、ヴェルド、テックス、ヴェート、ドゥーブ、ゲルタ、グルテ、そしてベトラ。オレ達は仲間だ。オレはお前達の事信じている。お互いを信じれば失敗する事は絶対にない!さあ、一緒に国に立ち向かおう!」

「ヴォー!」

オレの仲間達が声をあげた。
今の所全て順調にいっている。
今から約3分後に軍を挟んだ向こうに居るヴェルーチの襲賊が軍の気を引くために攻撃を仕掛ける。
つまり向こうの方が騒がしくなったらオレ達は作戦を開始すれば良いのだ。

・・・しかしおかしい。
もう3分ほど経ったのに、まだ騒がしくならない。

どうしてだ?

それから数分が経った。
しかしまだ騒がしくならない。

何が起こったんだ?

仲間もこの異常に気づいて不安とあせりで洞穴の中がざわつきだす。
「みんな、落ち着いてくれ。オレ達にはヴェルーチ先生が付いているからきっと大丈夫だ。先生を信じてもう少しだけ待とう。」

「でももし、ヴェルーチが来なかったらどうするんだ?奴らはここで一週間はキャンプを張るんだぞ!オレ達は終わりだ!」

ドゥーブがいらだちながら言う。

落ち着いてくれよ!不安なのはオレもなんだ!

オレはそう心の中でつぶやく。
そして待った・・・。
しかし時はむなしく過ぎていき、一向に何も起こらなかった。

ちくしょう!

オレはとうとう行動に出ることにした。

「みんな、聞いてくれ。今、ここから走り出て奴らと戦っても確実に負けるだろう。でも、ここで何もしなくても奴らに捕まってしまうのは目に見えている。だからどうせやられるなら、今出来ること、つまり戦って立派にやられる方が良いと思わないか!」

「そうだな・・・!」

「ならばやるまでだ!さあ、みんな、武器を抜け!立派な襲賊として歴史に名を残せ!」

「やぁあー!」

オレ達は洞穴を駆け出した。死を覚悟で・・・。


第9話です。
かなりロード・○ブ・ザ・▼ングに影響されましたとさ。w
ではでは~
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by butanosyashinnx | 2006-04-16 21:42 | ダークレジスタンスⅠ

第8話 大仕事

オレが襲賊になってから三年が経った。
最初の頃はヴェルーチから色々な事を学び、襲賊としての仕事はやらなかったが、二年目頃からはヴェルーチのもとを離れ襲賊として小さな仕事をやって、仲間を集め、少しずつ襲賊としての地位を高めていった。

とある小さな町、早朝の静まりかえった道で・・・。

「ったく、なんでお前達まで付いて来るんだ。」

「大丈夫だよ。僕たちゼッタイ邪魔はしない。」

「良いかい、これからオレは大切な人に会いに行くんだよ。君たちの行くところじゃない。」

君たちと言うのはゲルタとグルテの事だ。
このマトラン達はやっかいなオレの友達で、ベクトルシティに行く前日に見つかってしまい、オレ達について来たのだ。

オレはある家の前に着いた。
「良いかい、君たちは、ここで、じっとして、ジャマをしないで、どこにも行かないで、目立たないように、していろ。」

「分かった!ここでじっとしてジャマをしないでどこにも行かないで目立たないようにしてれば良いんでしょ?」

「そうだ。そうしてれば良いんだ。」

それだけ言うと、オレは家の戸を叩いて言った。

「オレだ。ヴォクシムだ。」

「おお、ヴォクシムか!久しぶりだな。」

戸の向こうから懐かしいヴェルーチの声がした。

数分後、家の中の椅子にオレとヴェルーチがかけていた。
「久しぶりだなヴォクシム。何年ぶりだろう。もうあれから五年は経ったかな・・・。」

「いや、まだ三年ですよ、先生。ところで今日は何のようでオレを呼んだんですか?」

「そうだな。さっき、言ったとおり、君が襲賊を初めてからもう三年が経つ。だからそろそろ大きな仕事をやってみても良いと思うんだ。」

「大きな仕事?」

「そうだ。大仕事だ。最近、襲賊狩りを強化した国の政策のいっかんでラ・バルス村の外れに軍がキャンプを張る事になったんだ。だからな、それを襲うんだよ。」

「軍を襲うだって!?たしかに軍を襲ったら大仕事になるけどそんなこと不可能ですよ。」

「だと思うだろ。でも不可能でも無さそうなんだよ。」

「と、言うと・・・。」

「キャンプの中に爆弾庫があるんだよ。だからな、私の襲賊が奴らの気を引いている間に奴らのキャンプ地の近くにある洞穴に隠れていた君達がその爆弾庫に進入して起爆装置を作動させる。」

「すると、奴らはドカーンとなるって事ですね!」

「そのとおりだ。失敗しなければ上手く行くだろう。決行は明日だがやってみるか?」

「もちろんです!その話、乗りました!」

第八話でした。
ヴェルーチは簡単そうに言っていますが絶対簡単じゃないだろって感じです。(何
ではでは~。
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by butanosyashinnx | 2006-04-09 19:01 | ダークレジスタンスⅠ

用語解説4だと思う。

用語解説4です。

「B」
国家が極秘に開発してたと言う噂のあるサイボーグトーアシステムの事。
トーアの体の所々を改造し、強化するシステム。
権力を保ちたいトーアが行うらしい。

Bマスク
マスクを改造したり組み合わせたりして作った新しい能力の出る新種のマスクの事。
「B」システムにちなんでこの名前を付けられた。

これだけです・・・。(汗
少ないし写真が・・・。
まぁ、いいや。(何
ではでは~。
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by butanosyashinnx | 2006-04-08 19:55 | 用語解説

第7話 闇の計画

襲賊撲滅部の部長、ガリーダはグーム宮殿の窓から美しい湖を望める部屋にて、この国家の偉大なるリーダー、ツラガビュールと対談していた。
タトの湖には水を求めてやってくる水鳥のラヒが他の水鳥とたわむれている。

「このままの勢いで襲賊が増え続けると、いつかこの国が奴らにやられてしまう。それなのにガリーダ君、君は奴らを止めることが出来ない。このままでは君の力不足だと言うことになり、私も君をこの任から外さないといけなくなる。」

「はい、その事は百も承知の上です。しかし、私がどんな手を打って次々と襲賊を捕まえていっても、その分、新たな襲賊がどんどん生まれてくるので・・・。とても、残念な事なのですが・・・。」

「もう良い。私は後、一週間で君の任期を終わらせることにした。それまでに大きな成果でも上げられない限り・・・君の首は飛ぶだろう・・・。」

「分かりました、閣下。でも今回はある秘策を考えてきたので後、もう一ヶ月待っては頂けないでしょうか・・・?」

「・・・分かった。その秘策次第で君の首がどうなるかを決めよう。」

「ありがとうございます。閣下。」

「で、その秘策とは何だ?」

「ええ、まず、私が考えるに今ある大きな襲賊はもはや私どもの手に終えられないので衰退期が来るのを待ちます。しかし、問題はこれから出てくる大きな襲賊です。そこで、その襲賊を芽の頃から引っこ抜くために私は大きくなる確立の高い襲賊を探し出しました。」

「ふむふむ」

「そしてその襲賊を我が国家の軍隊を使って・・・」

「ちょっと待ちたまえ。もっと具体的に話すようにしてくれ。」

「と、言いますと・・・」

「例えばその大きくなる襲賊の名前だとかをだな。」

「ああ、分かりました。その襲賊はおよそ五つほどあり、ポートルミン、ケフティブ、南部の星軍、サイファーグス、そしてダークレジスタンスの五つです。」

「なるほど・・・では、続けてくれ。」

「ええ、で、その五つを攻撃し・・・」

「攻撃だと?普通にそんなことをしても返り討ちされるか逃げられるのがおちではないか!」

「まあまあ、閣下、落ち着いて下さい。そこで私の考えた秘策が登場するんです・・・。」

「何?秘策とな?」

「そうです。奴らを罠にかけるのです・・・。」

「罠か・・・。罠の内容は君に任せよう。で、成功する自信はあるんだろうな・・・。」

「ええ、もちろんです。今回の罠は完璧です・・・。」

「そうか・・・ならば君を信じて任期をもう一ヶ月だけ延ばそう・・・。」

ガリーダはほっとした顔で窓の外を見た。
水鳥のたわむれる湖に光が反射してダイヤモンドの様に輝いていた・・・。

第七話です。
時と場面が一気に変わってしまったのでちょっと分かりずらかったかも・・・。(汗
でも多分、今後につながる大切な会話だと思います。(何
ではでは~。
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by butanosyashinnx | 2006-04-04 10:43 | ダークレジスタンスⅠ
「そのかわり条件がある。」

「条件?」

「私は明日にはここを出てカブ・ヌイの首都、ベクトルシティに帰る。だからお前らもベクトルシティに行かなきゃならない。それが出来ないとお前らは大きな襲賊になれない。」

「もちろん行くさ!な、ベトラ!」

「・・・・・・・」

「どうしたんだ?・・・ベトラ。」

「ねえ、ヴェルーチさん、僕たち、ベクトルシティに行ったら、またここに戻ってこれるの?」

「さあな、戻ってこられるかどうかは私にも分からん。でも少なくとも2~3年は帰って来れないと思っといた方がいいだろう・・・。」

「・・・・・・・・」

「まぁ、襲賊になりたいのなら明日の朝までにまた、ここに来い。」

その日の夜、ベトラの家で・・・。

「なぁ、ベトラ。オレと一緒に来てくれるよね・・・。」

「もちろんだよ!でも・・・。」

「分かるよその気持ち。親と離れるのが辛いんだろ?」

「うん・・・。」

「ご飯よー。」

一階から彼の母の声がした。
「ゴメン、今日はちょっと調子が悪いからいいよ・・・。」

ベトラの返事もどことなく元気が無かった。
「ヴォクシム、ちょっと行って来る・・・。」

そう言ってベトラは母のいる部屋に行った。
「ねぇ、お母さん。ちょっと話があるんだけど・・・。」

「何?」

「そのぉ・・・ちょっと・・・・。いや、やっぱり何でもない。」

「そう。今日はちょっとおかしいわね。なにかあったの?」

「いや、何でもないって。」

そう言うとベトラは走っていった。

次の日の深夜二時。
「おい、起きろよヴォクシム。」

ベトラがオレを揺さぶる。
「うんにゃ、まだ二時じゃないか。どうしたんだベトラ?」

「今から家を出るんだよ。みんなに見つからないように。」

「そうか・・・。分かった。じゃあオレも荷ずくりするよ。」

それから数分後、ベトラの家の前の通り。
まだ、真っ暗な空には星が点々と輝いて、まるで希望と不安の入り交じるオレ達の心のようだった。
「ベトラ、本当にこれで良いのか?君が突然居なくなると君の両親も・・・。」

「これで良いんだよ、ヴォクシム。僕達は行くんだよ。後ろじゃない、前を向いて!」

オレ達は歩き出した。
小さくも力強い足取りで・・・。
もう、振り返らない。絶対に・・・。


後編でした。
ヴォクシムとベトラの会話がまた多いです。
二人は旅立ちましたが、次の話はここからかなり飛んじゃうかも。(何
ではでは~。
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by butanosyashinnx | 2006-04-03 10:33
「ヴェルーチ!?」

オレ達は同時にさけんだ。

倒れたヴァキの向こうにはオレ達のなかでもとびきり人気の襲賊”プロトデルミス”のリーダーヴェルーチとその部下がいたからだ。
「私について来い。そこのトーア君。」

ヴェルーチの低いリーダーの風格がある声が響く。
「何故、こんなところにヴェルーチが・・・。」

「いいから早くしろ!ここじゃ危険だ。安全な所に行ったら色々話してやる。」

「危ないヴェルーチ!」

その時、後ろから隠れていたヴァキが飛びかかってきた。
バーン
ヴェルーチは常時装備している銃でヴァキを撃つとヴァキが粉々に吹っ飛んだ。
「だから危険だって言ったろ?さあ行こう。」


数分後、古い使われなくなった工場にて。
「ここはプロトデルミスレ・クロ支部、つまりここは私達のレ・クロ村の支部だ。」

「すげぇ!こんなボロ工場にプロトデルミスの支部があったなんて!」

「ところでさっきのあのさまは一体なんなんだ?」

「ああ、あれはそのーだから・・・。」

「もういい。言い訳は聞きたくない。そのかわりに一つ答えたまえ。お前らガキどもはなぜ、あんな所でトーアになって大暴れしているんだ?」

「それは・・・それは・・・オレ達、襲賊になりたかったんだ!ヴェルーチさんみたいな大きな襲賊を作りたかったんだ!」

「襲賊になりたいだと!?おい、お前らバカ言うのもほどほどしたまえ!それになぁ、お前らみたいな襲賊のいろはも知らないような奴に大きな襲賊は無理なんだよ!大体な、教会を狙う襲賊なんて聞いたことないぞ!良いか、襲賊のなかにはな、”暗黙のタブー”ってんのがあるんだ。その一つにな、寺院、教会等の神聖な場所は絶対に狙わないってんのがある。そんな事も知らずに暴れ回るのはただのちんぴらだ。」

「・・・・・・・・・・・」

「それにお前はなんで襲賊になりたいんだ?」

「そ、それは・・・。」

「どうせ大きい襲賊を作ってみんなのヒーローにないたいとか、むしゃくしゃしてるから暴れ回りたいとかどうせそんなとこだろう・・・。でもな、そんなことで襲賊になったってそこらにいるちんぴらくらいにしかなれないぞ!

「違う・・・・・」

「何だと?私が不満か?」

「違う・・・オレは両親を国に殺されたんだ!!・・・・だから・・・だから・・・」

「よし・・・分かった。それならお前らにも見込みがあるかもしれん。君の両親の事は不幸だったが、そう言うことで国に特別な怒りや復讐心をいだいてる奴はでっかくなる事が多い。もしも、本気で襲賊になりたいんだったら私について来い。私が襲賊のいろはを教えてやる。」

「本当にですか!」

「もちろんだ。」

「やったよ!ベトラ!」

オレはすごく嬉しかった。


第六話です。
前編って事は後編もあります。・・・多分(何
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by butanosyashinnx | 2006-04-03 09:36

用語解説じゃないの?

どうもブブブブブタの写真Ⅹです。
今日は用語解説Ⅲをやろうと思います。

トーアクレイム
カブ・ヌイ国の軍人のトーア。
トーアヴォクシム逮捕とダークレジスタンス撲滅をビュールの下っ端にまかされたトーアだが、
肝心な所でドジを踏むため完璧にヴォクシムになめられてる。
ヴォクシムを地の果てまで追いかけるいわば銭形警部的存在。
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ガリーダ
国家機関、襲賊撲滅部の部長。
ビュールがもっとも信頼している奴の一人。
トーアクレイムにトーアヴォクシム逮捕とダークレジスタンス撲滅を任したビュールの下っ端とは彼のこと。(でもかなりお偉い)
今、襲賊を撲滅するための恐ろしい罠を考えているらしい。
マクータカラークン
もう一人のマクータ。
マタ・ヌイ島でやられたマクータにより、生み出されたマクータよりも強いマクータ。
何だかの形でこのストーリーに絡んでくるらしい。
ゲルタ&グルテ
ヴォクシムと幼なじみのマトラン。
一応、ダークレジスタンスの開発担当になるらしいが・・・。
かなりおっちょこちょいで面白い、ダークレジスタンスのトラブルメーカー。

・・・ほとんど写真無し・・・スイマセン(汗
と、ここで報告が。
なんとこのストーリー「ダークレジスタンス 初めての大仕事」のサブストーリーが出来ちゃいました。
ここのちょっとここ見て下さいを押してね。
内容は(男が)男をめぐり争う壮絶な4角関係・・・。みたいな感じ。
ヴォクシム達の新たな一面?も発見出来るので是非、読んでみて下さいね~。(笑
吉田組に感謝です~。
ではでは~。
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by butanosyashinnx | 2006-04-02 10:59 | 用語解説