レゴ&バイオニクルのオリジナルストーリーを書いていきます。


by butanosyashinnx
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第4話 賭博(後編)

第4話後編です。


「いや、ゴールだ」

オレの耳元で男の低い声が聞こえた。
「久しぶりだな、ヴォクシム君」

その声の主、バグラーがヴォクシムの隣に腰掛けた。
「この前も言った通り、オレは国相手に喧嘩をするつもりはない。」

「いやいや、今日はそんな話はしないから安心したまえ、私も賭博を楽しみに来ただけだ」

「・・・一つ言っておくが賭博は素人なんかがやるものじゃないぞ」

「忠告か?その気遣いはありがたいが私は大丈夫だ」

そう言うと、この男はチップの半分をテーブルの上に出してディーラーに言った。
「ゴール!」

ディーラーはそれを確認するとコインを高々と投げ、落ちてきたコインをパチンと手ではさんだ。
「さぁ、君の選択が吉と出るかな、それとも凶と出るかな?」

バグラーは楽しげだ。
ディーラーがゆっくりと手を開き、中のコインを確認する。
そして・・・。
「ゴール!!」

ディーラーが大きく叫ぶと回りが歓喜の声、絶望の声でざわついた。
バグラーは勝ち誇ったような顔でこちらを見ている。
オレは悔しかったがバグラーに聞いた。
「なんでゴールだって分かったんだ?」

「簡単さ、この賭けの前に2度もテイルが出たのを覚えてるかね?」

「つまり、さっきの賭けでテイルが出れば3回も連続でテイルが出たことになる」
「3回連続でテイルが出る確立は8分の1だ」

「つまり、テイルが出る確立なんてほとんど無かった訳だな・・・さあ、私はもう帰るとしよう、運というのは逃げていくものだからな」

そう言いうとバグラーは去っていった。
オレはその男の背後に1人、取り残された。
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by butanosyashinnx | 2006-10-25 20:03 | ダークレジスタンスⅡ